コネチカット州の古い港町
1638年清教徒たちによって開かれたーニューヘイブンの近くに、現在ホイットニービレッジという町があります。
ホイットニーが最初は綿繰り機の製造のために工場をつくったが、これを銃砲工場に再建した、由緒ある場所です。
ニューヘイブンには彼の母校エール大学(アメリカではハーバードに次ぐ古い大学)があって、彼の人間関係の中心となっています。
この町を北にコネチカット川を遡ってマサチューセッツ州に入ると、アメリカ兵器廠のあるスプリングフィールドに達します。
興味をそそられるのは、彼の工場がもとはといえば農家の納屋だったことです。
そこには不毛の岩だらけの土地を開拓した、ニューイングランド農業との深いつながりが感じられます。
彼の工場には村にいた鍛冶屋などの手工業者や渡り職人が集まってきたのでしょう。
これらアメリカ産業初期を特徴づけたヤンキー・メカニックたちの仕事への執着心は、やはり清教徒的倫理観と不可分な関係にあります。