テレビ!飛躍の時代1一九五五~五九年
概観一九五六年度版『経済白書』が「もはや戦後ではない」と宣言、日本経済は神武景気(五五~五六年)から岩戸景気(五八~六一年)へと上昇を続け、世の中は電化ブームに湧き、"三種の神器"が人びとの消費意欲を誘った。
そうした経済・社会状況のなかで、テレビは"新しい生活"を演出する主役として歓迎され、茶の間への進出を始める。
五九年の皇太子ご成婚は、民放テレビの全国展開と受像機普及を加速させ、運用社数はご成婚直前の四月一日に三一社に達し、受信契約数も同月三日に二〇〇万を突破した。
ソフト面も制作体制の拡充にともない、ニュース、ドキュメンタリーなどを中心にテレビ固有のソフトの開発が進む。
ラジオは、テレビのお茶の間進出に対し、テレビの未開拓ゾーンとして残された朝・昼・深夜の時間帯への転進に活路を求め始め、本期初めに登場したトランジスタラジオは、個人聴取の拡大を促した。